CUE!2ndで見えた志穂の成長のお話

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CUE!2nd、良かった~~~~~!!

こんにちは ライブ会場で泣きじゃくって床が溶けたとねりこです。

 

8/15に開催されたCUE! 2nd Party「Sing about everything」ですが、私は昼は現地、夜は配信で見てました。

ライブ会場の現地の空気は本当に良いですね。廊下からスッと会場に入った瞬間の「視界が広がる」感「これから何かが始まる」感、いつもこの高揚感に身体が震えてしまいます。

 

でも、ワクワクに入り混じって、やっぱりどこか不安はありました。それは皆さんも同じだったんじゃないかなと思います。

このライブが終わったら、風呂敷は全てたたまれて終わってしまうんじゃないか。

もう二度と私が好きだった世界には会えないんじゃないか。

打ち上げ放送で(の)Pが言及してくれていましたが、それはその通りで、少なくとも私はずっとこういう不安の中でライブが始まるのを待っていました

 

でもそんなの杞憂でしたね~~~~~~

youtu.be

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2022年1月にアニメ放送との告知が入って、つい昨日、日名倉莉子さんがYoutubeを始めて。

止まる気なんてさらさらないな。このコンテンツ!本当に良かったよ!

 

ゲームはちょっと停止中でも、他のところで歩みを見せてくれる、引っ張っていってくれる。そんなCUE!の姿が見れて本当に嬉しいです。

 

さて、CUE!2ndで朗読パートがあったので私の最推し鹿野志の話をしたいのですがその前に。

ライブ全体を通して、個人的に良かったと思う所をいろいろ上げてもいいですか?

 

1個目、構成が本当にうまい。

今回のライブは振り返ってみれば「さよならレディーメイド」から「ミライキャンバス」までが一通の手紙ということになっていて。それを六石陽菜はじめ16人の声優たちがマネージャーにあてて届けるという内容になっていたんだと思います。「あの世界のマネ」はつつがなく業務を進めているとは思いますが、そうではなく画面のこちら側にいる「私たち」という、ある種メタ的な視点でのメッセージで。

いろんな楽曲を「思い出」として「手紙」にのせるという発想がとっても美しくて、そこに私は感動してしまいました。それも、むちゃくちゃに並べるのではなく季節が巡るように配置して、それがちゃんと「六石陽菜が綴っている」感の源になっているのがいいんですよ。

ゲームが少し停止してしまって、言ってしまえば我々「プレイヤーとしてのマネージャー」はあの世界で起きることが見えなくなってしまった。でも、その空白の期間を補填するライブの構成として、「手紙」を選んだセンス、そこに脱帽せざるを得ません。

 

「手紙」は起きたことの記録でもあり、伝聞の媒体でもある。事実も感情も全てを伝えることのできる手段で、それを今回我々はあの世界のキャラクターたちから受け取ることができたんですよね。

私たちはライブを、読んでいた。

ありがとう……

 

2個目、振り付けが芸術作品すぎる。

かなみ先生が天才すぎる……特に好きなのが、「白い沿線」改札のシーン

そして改札の中とまどい

少しだけ不安と楽しみが入り混じって数秒

この歌詞の部分で、4チームそれぞれが集まって、2番手が改札を抜けて旅立つ人1番手が見送る人3,4番手が「改札」になるんですよ。

  1. 「改札」が機械的な動きで開いて、旅立つ人がそれを抜けて
  2. 見送りが手を振るけど、旅立つ人はそれを見てなくて
  3. 旅立つ人が不安から少し振り返るけど、その時には見送りはもう見てなくて
  4. 見送りがもう一度改札の方を見るけど、その時にはもう旅立つ人はいない

ここだけで「別れ」「旅立ち」のシーンをえがいてるんですけど、ただバンって別れさせるんじゃなくて「それぞれの感情の動き」「葛藤」「不安」そういうものを振り付けだけで描いてる。もうショートドラマなんですよここ。

芸術作品か?「白い沿線」ではほかにも「吊り革を掴んでる振り付け」があったり、「Field of Flowers」は全体的に「花が開くようす」「舞うようす」を再現してたり…

 

16人という大きい「舞台装置」を巧みに操っていて、振り付けのかなみ先生がほんとうにすごい人なんだって思いましたね。そう、歌ってないとき残りの人々は「舞台装置」に徹してるんですよ。だからこそ見飽きないし、歌ってる人を引き立てる。お互いがお互いを飾ってる。緻密に計算された美しさみたいなものがあの舞台にはありました。

 

 

 

 

そういえばライブの感想は他にもTwitterの方に上げたりしてるので、よろしくお願いします(よろしくお願いします?)

いっぱい語りたいんですけど本題がね…本題が遠くなっちゃうので、とりあえずこのあたりにして。

 

 

さて、CUE!2ndで語られた朗読パートの鹿野志、覚えてますか?

レッスンをしてる花4人、「鍵当番は誰だっけ?」という鷹取舞花の質問に、

陽菜 「あ、わたしやるよ?」

志穂 「いや、ダメだ。最近はよく陽菜が鍵当番を担ってくれているだろう。今日は陽菜以外でじゃんけんだ」(きょんさん激かわグーのポーズ)

 

 

な~~~~~~~~ぁ

かばってるんですけど?!?!?!?!?!六石を!??!?

陽菜だけにやらせるのは申し訳ないだろ、という気遣い、いや~~~~;あ こういう鍵当番みたいな、言ってしまえば「めんどくさい仕事」を引き受けてしまう陽菜を守る志穂……………………………………好きか?(爆発)

すごいですよね、これ。だって志穂がこういうこと言うようになったの、すごい成長なんですよ。そりゃあ陽菜さんのこと好きなのかもだけどさ…

 

こういう気遣い、初期だったら(というか今でも)割と月居ほのかあたりがやる役だったんですよね。「陽菜、無理してない?」って。でも、今回は志穂だったんですよね…

よくやったよ…偉いよ…………ありがとうな………………………………泣いちゃうよ 成長したね…

 

と思って一人で泣いてたんですけど、皆さん、この間の打ち上げ放送見ましたでしょうか。

 

日名倉莉子役でありながら今回脚本も担当されてた鶴野有紗さんがこのシーンに言及してたんですけど、そこでの解釈を引用させていただきますね。

 

「Flower」っていい意味で変わってる人、変わってない人っていうのが分かれていて、一番変わってない人は陽菜かなって。いつまでも初心を持ってる子なので。そこを出したいなと思っていて。一番変わった子は志穂が…一番変わった子かなと思っていて、今までだったら鍵当番をずっと陽菜がやってても「いいんじゃないか。やりたい人にやらせておけばいい」って言いそうなんですけど、自ら志穂が、「最近陽菜がやってくれてるから、私たちでやろう」って言うのをやりたくて

 鶴野有紗さん……(泣)

私が感動したシーン、脚本家の先生の意図でした。

 

あ~~~~~~~~~~~~~~ン

ありがとうございます…!ありがとうございます…!!!!!!もうそれしか言えないよォ…

 

「変わってる人」っていう表現は「変人」とかの意味じゃなくて「ものの見方、考え方が、まわりの影響で変わった人」って意味ですね。

でもですね、ここ、少し補足をするとすれば、実は志穂は以前から、陽菜に対してはこういう気遣いをすることはあったんですよね。

 

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©Liber Entertainment Inc.    メインストーリー(Flower) 9話『心機一転! リーダー決定!』

 

これはFlowerのリーダーを決定するところで皆が喧嘩するシーンなんですけど、こんなかんじで初期からちょくちょくと、陽菜を気にかけるシーンはあって

で、それが「かぜのまにまに」になると何故か一緒にいるんだけど不器用ながら寄り添おうとしてて。それが潮騒スナップ」になると、みんなで撮る写真のスポットの提案ができない陽菜の背中を押したりして。

 

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©Liber Entertainment Inc.    (上)『かぜのまにまに -1-』 (下)『潮騒スナップ -7-』

 

こういうところに可愛らしさやいじらしさを感じたりもするんですけど、やっぱり陽菜には甘いですよね。鹿野志穂さん。

もちろん他人への気遣いができるようになったという成長「最高の魔法」を経ても獲得したものではあるんですけど、陽菜に対しては割とこういう気遣いをしますね。こやつは。

 

でも、「最初期から一番変わった」というのは本当にその通りだと思っていて、例えばこういう陽菜への気遣い一つとっても、初期の頃はうまく言葉にできなかったり、時間がかかったりしてたのが、今回の朗読パートでは本当に一瞬でしたよね。良くも悪くも頭脳派の志穂は考えてから行動するから、こういう時に出遅れることが多かったんですけど、今回は考えるよりも先に動いてました本当に成長した……

 

それもこれもFlowerの中で、チームで動くってことを教えてもらったからだと思うんですよね。はぁ~~~~~~~~人間ドラマや…このコンテンツは……

 

 

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©Liber Entertainment Inc.    『わたしにできること -3-』

やっぱり鹿野志穂をここまで変えたのは六石陽菜という存在が大きかったと思う……

 

私はそう思うんですけど…どうですか?

 

 

ともあれ、久しぶりに「生きたFlowerの姿」が見れて私は嬉しかったです。

ライブ最高だったよ~~~~!!!!!

 

日名倉さんのYoutubeも始まったし、楽しいことだらけだ!

これからもCUE!を応援したいと思います!推して損がなさすぎるこのコンテンツ…

 

ということで、コミケ申し込みました!!

受かったら本出すぞ~!頑張ります!

 

ではこの辺で!

 

 

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これ飲みたい。